斉藤ひとりさんのお話 魂の話、それから人生の仕組みっていう話
斉藤ひとりさんのお話 お祝い
斉藤ひとりさんのお話 楽しい人って楽しいこと考えてんだよ!
斉藤ひとりさんのお話 楽しい人って楽しいこと考えてんだよ!
ひとりさんといるとね、大丈夫かい?大丈夫?え~、ひとりさんといるとさ、「ディズニーランドより楽しい!」って言ってくれるのね。
で、うちのお弟子さんは俺といるのが好きだからな、それはそれでいんだけどさ。え~、俺、本当に楽しいの。で、何で楽しいんですか?っつうとね、楽しいこと考えてっからなの。
楽しい人って楽しいこと考えてんだよ?「私つまんないんです!」って人、つまんねぇこと考えてんの。ほんでね、腹の立つ奴はね、いつも怒ってるような奴って、腹の立つこと考えてんだよ?
で、家帰ってきて、「おまえ、何でこんなとこ雑巾置いてあんだ!」っていうけど、あれ雑巾見っける前に怒ってんだよ?本当に。雑巾でもごぼうでも何でもいんだから。
「何でこんなとこごぼうがあんだ!」って。ほいで、何にも見っかんない時が一番腹立つんだ。そうすると今度、昔のことまで持ち出す。済んじゃったことまで持ち出して「おまえ、そういえば」とかって言う(笑)。
それでね、人間、腹の立つこと考えて、幸せになりましょう!とか、つまんねぇこと考えながら面白く生きましょう!ってできないよって。だって、考えてることがあんたなんだよって。
え~、俺のお弟子さん、修行があって。大まかにいうと俺の教えって簡単なの。「大概(たいがい)のことは我慢しろ」って。我慢すれば人間関係ってうまくいくんだよ。
ただ、我慢しすぎると自分が壊れちゃうんだよ。ね?で、我慢がねぇと人間関係が崩れちゃうんだよ。そこのバランスをとんなきゃいけないんだよ。嫌なことっていっぱいあるよって。
あの~、この日本って国、アメリカと違うんだよ?あのね、アメリカって金持ちになったらもう威張っててもいいの。ボクシングでも何でも、チャンピオンになっちゃったり何かすると何言っててもいいの。生意気なこと言ってても皆が拍手するの。
日本って違うんだよ?日本っていう国は、上になればなるほど「実れば垂れる稲穂かな」って、謙虚になってこないといけない国なんだよ。あの、ここにいる神様がそういうことを許さねんだよ。
要するに威張るってことを。だから、会社やなんか起こして出世した奴っているじゃない。出世すりゃ威張れると思ってんだよ。ところが、頭下げることが多くなってくるんだよ。
すと、それが自分の思い通りに行かねぇから、あの、金持ちだとか出世した奴でのべつ怒ってる奴っているだろ?あれね、威張れると思ってるの。ところが、この国は許さないんだよ。
金持ったら、地位が上がったら謙虚にしなきゃいけないの。昔あの、恵美子社長と俺の、うちの仕事する前にね、都内の一流ホテルでね、指圧の先生だったの。
そしたら、20才ぐらいの時ね。俺がね、センチュリー乗ってて、あの、「私の友達、センチュリー乗ってんのよ!」って話したら、そしたらね、寝てた人がだよ?パッと起き出して、「ありがとうございます!」って言ったの。
そしたらトヨタの社長だったの。ね?トヨタの社長、日本一の会社の社長になったら威張れるんじゃないの。あっちもこっちもお客さんで頭下げてなきゃなんねんだよ?
偉くなるっていうことは、頭下げることが多くなるっていうことだよ?あの、これがこの日本っていう国なんだよ。それで、俺たちさ、あの、嫌なことあるじゃない。そうすると笑えることに変えるゲームしてるの。
で、これができないと皆幸せに生きれないからね。この前あの、会津(あいづ)行ったの。え~、福島県に会津っていうとこあってね。そこで講演の前にそば屋入ったらね、遅いの。本当に遅いの。出てこねんだよずーっと。
そん時ね、俺が言ったの。「今日は昼から懐石(かいせき)ですね(笑)」。そうすっとね、ふっと笑えるの。
え~、滋賀行ってね、蕎麦食ったらまずいんだその蕎麦が。あんまりまずいんで俺思わず言ったの。「この蕎麦はすごい!蕎麦からダシをとってる(笑)」。
飛騨高山(ひだたかやま)行ってね、もう暑くて喫茶店入ったらね、そこの人ね、電話してんのずっと。俺たち入ってんのに水も出ねんだよ。で、ずーっと電話してんの。
そん時、俺言ったの。「俺たち旅人が求めてるのはインパクトだ(笑)」。だからもうね、飛騨高山っつうとあそこしか思い出さないの。もう次絶対また行くんだよ俺(笑)、決めてんの。
え~、津軽三十三ヶ所って青森でね、竜飛岬(たっぴみさき)の方行った時ね、旅館泊まったの。で、またそこの、「今日はどちらへ泊まるんですか?」って言うから、お寺の人に、「何とか旅館です」って言ったら黙っちゃった(笑)。
危ないな(笑)危ないなと思ったら、それで行ったらね、薄い布団なんだけど重いの。今日は一枚で10枚分の楽しみがありますね。布団10枚かけてるぐらい重いの、その布団が(笑)。
面白かったよ~。で、「お料理は、いつでもお料理は、あの、食事はいつでもできますから」って、いつでもできるよ、ずーっと前から出てんだもん(笑)。
え~、そうすっとね、もう、そこの旅館のことでね、俺たちね、もう10年ぐらい、あの、遊んでられるの(笑)。
だからね、人間って何かね、嫌なことじゃなくてね、どうしたら面白く変えられるかなっていうね、ことをやってないとね、あの、楽しく生きれないよ。
で、俺がこの話したらね、その人ね、どっかでまずいそば屋ないかなと思って、探してるんだって(笑)。で、あったらこれを言わなくちゃ(笑)。
まるかんのお店長坂商店(C)2023AIHOTデーターベース用データ